見世物
昨日、シアターコクーンにて観て来たお芝居は、かみかわ
さん初のニナガワ舞台だったのでした。
井上ひさし氏の原作も、劇評どころか処々の感想すら見ずに
まったくの白紙状態で臨んだのですが、かなり楽しめました。
まず、源内という歴史上の人物の生涯というものに興味を
引かれていきまして。
お下劣なエログロまで絢爛に見せてしまうニナガワマジックと、
かみかわ&勝さんという巧者お二人の、表裏一体・絡まり合う
ようなお芝居にうなりつつ。
舞台の奥一面に貼られた大鏡に映る客席を見て、ああここは
まさに見世物小屋なんだなぁと解釈しました。
平賀源内という男の一生を、舞台の表からも裏からも見物
しているような感覚になりましたです。
で、その見世物(=表源内) を自分の意のままに演出しようと
していたのに、いよいよ背かれた(=死) 裏源内さんが小屋の
幕を引いて終わりということなのかと。
うまく出来てます。
4時間があっという間でしたね~。
演じている皆さんのパワーがとにかくすごかった。
不必要に長く感じるシーンもあるにはあったけど、ニナガワさん
はたぶん確信犯的に長くしているんだろうな~と思ったので特に
不満もなく。
(相変わらずコクーンの椅子の座り心地だけは最悪だったけど)
一番強烈だったのは腑分けのところかなぁ。
愛人の亡骸から臓物を取り出しながらどんどん高まっていく
狂気に、ものすごいエロティシズムを感じましたわ。
女の股間に顔をうずめる勝さんにドキドキしちゃった(爆)
かみかわさんに関しては、もう素晴らしいの一言でした![]()
ただ・・・なんだかね、今まで彼の舞台を観たあとには感じた
ことのない不完全燃焼な気持ちになっちゃったんですよね、
個人的に。 なんでだろ。
(そつなく主演をこなしてるように見えちゃったからかな?
でもそう見えること自体がものすごいことなのよね。。。)
勝さんの巧さと迫力は 「コリオレイナス」 でも目の当たりに
してはいたんですが、この板上における彼はさらに水を得た
魚のようで。
悪い人の方が活き活きしてる(笑)
( ワタクシ潤くんの 「白夜の女騎士」 は観ておりませんので
どういった役柄だったのか気になるところです。)
以下、雑感ちょこっと。
・歴史的に高名な源内という人は、自分の中では成功者という
イメージだったので、獄死だったというのはちとショックでした。
・成功者とともに、男色だったという知識があったので、女遊び
に興じるシーンにちと違和感あったりして(笑)
・かみかわファン的に、今まで彼が踏んできた舞台の既視感
溢れるテイストがそこここに出てきて面白かったー♪
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